「占い」ではなく「カウンセリング」

算命学カウンセリング春草堂の大澤です。

さて、算命学は占いなのか、カウンセリングなのか、についてお話したいと思います。

結論から言えば、それは鑑定師・占い師によるところが大きいと思います。

八卦や手相、タロットなどと違い、算命学は生年月日から導き出される「命式」に膨大な量の情報が詰まっています。この膨大な情報のすべてを、短時間の鑑定ですべてお伝えすることは、なにをどうやっても不可能です。

ですので、どの情報を伝えるかは、個々の占い師に委ねられているわけです。

しかも、その選定された情報さえ、個々の占い師の能力によって、伝わり方が変わりますし、解釈のしかたも異なる場合があります。

この辺が、算命学を使う占い師の腕の見せ所ですので、この情報の取捨選択と伝え方で、その占い師の腕が決まるとも言えます。

とはいえ、占い師とお客様との関係にも相性がありますので、ご自分にあったか占い師さんを選ぶのが一番です。一般的には「当たる」とか「腕がいい」と言われているひとでも、あなたにとって最適な占い師とも限りません。また、お悩みの種類によっても、占術や占い師の向き不向きは多少あります。

ちょっと話がずれましたので戻ります。

他力か自力か?

さて、「占い」と聞くと「当たった」「当たらなかった」「外れた」という結果を考える人が多いと思います。当たるも八卦、当たらぬも八卦、とはよく言ったものです。

この「当たった」「当たらなかった」というのは、要は自分の運を他力本願で任せたような状態です。程度の差こそあれ、「朝のテレビの占いが当たって良い事あったラッキー!」というようなものです。中にはたしかにそういった他力本願的なものを求めて、おみくじ的な感覚で占いを頼る人もいるでしょう。それはそれで良いのです。

ただ、私が初めて算命学を知ったときに感じたのは、「あれ、これって占いじゃないみたいだぞ」という感覚でした。その感覚に魅せられて、約20年続けてきたようなものなのですが、それは結局どういうことだったのかというと、算命学の「理論」は、現代の西洋科学的な理論とは異なるものではありますが、単なる占いを超越した「東洋学的理論」だということです。例えば医療の現場では、東洋医術の鍼灸や漢方が現代も第一線で用いられています。これらは西洋学的なアプローチとは全く異なるものの、結果的に効果が実証されているため、医療としても認められているわけです。ちなみに鍼灸にも漢方にも「陰陽五行」の理論が使われています。そして、算命学の根本理論もやはり「陰陽五行」をもとにしているのです。

陰陽五行の理論を使った東洋学的カウンセリング術

大自然はすべて陰と陽に分けれられる、という陰陽論と、大自然のすべては木火土金水(もくかどごんすい)の五行で成り立っているという五行説。この二つの理論が合体して「陰陽五行説」が出来ました。また、殷王朝の時代より使われてきた暦術「干支」と陰陽五行説があわさることによって発展し、現代に伝わる中国占星術が出来上がっています。

算命学は、突き詰めればこの陰陽五行説の理論であり、大自然の摂理です。自分の持って生まれた宿命を陰陽五行の理論を借りて自然の摂理に還元し、人としての生き方の答えを、自然の摂理、自然のありかたに求めていく考え方です。

春草堂では、算命学の陰陽五行理論を最も大切にしています。だからこそ、ば西洋的な外科医術に対しての鍼灸があるように、西洋的な内科薬学に対する漢方があるように、西洋学的心理学・心理カウンセリングに対しての東洋学的カウンセリングとして算命学があると考えています。

占いではなくカウンセリング。だから、当てない。

春草堂では、算命学を、占いを超えた、カウンセリングの技術として使用しています。

占いではないので、「当て」にいくことを目的としていません。

算命学的に、どのような宿命を持っているかを知り、それをどう生かすかを一緒に考える。

それが春草堂の算命学カウンセリングです。

とはいえ、算命学の宿命鑑定術は、非常に優れていますので、結果的に「当たってる!」とよく言われます。

ですが、「当たってる」だけで終わってはいけないのです。

自分の宿命をより輝かせる方法は何か、あるいは今年巡る星をより活かすにはどうするべきか、ということを考えるのが、春草堂の算命学カウンセリングです。

なので、ちょっと占いとは結果が違います。お話の内容も、きっと違います。

ですが、きっと、自分との向き合い方がちょっと変わります。

それは、必ず明るい未来への「兆し」となるはずです。

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